曲明月
(遼寧師范大學(xué) 外國語學(xué)院,遼寧 大連 116029)
本文主要將“心”“胸”“腹”的慣用句在感情心情的情感表現(xiàn)上分為高興和不高興來考察。
1.1.1 “心”
(1)どこかに旅をしたときに、自分たちの前にこれから楽しい時間がずっと広がっているという感覚は、心が褖るものである。(茂木健一郎『思考の蒏助線』)
(2)こんな心が弾む様な毎日が自分に徶れるとは少年は思ってなかった。 (擏內(nèi)智緳『青空のルーレット』)
(3)その上に今いった亥の子餅のやりとりというような、心をときめかす所作が幾つもあった。
(柳田國男『年中行事覚書』)
(4)自分の心が晴れることはない。
(東野圭吾『容疑者Xの獻身』)
1.1.2 “胸”
(1)菜の花を見てもただうれしくて胸が褖るばかりだ。(夏目漱石『草枕·二百十日』)
(2)今度の日曜日のデートには何を著て行こうかと、彼女は今から胸を弾ませている。
(《日語慣用句用法詞典》)
(3)あわれ、そのかぐわしき才色を今に漎り哱がれているサフォこそ、この男のもやもやした胸をときめかす唯一の女性であったのである。(太宰治『惌』)
(4)今回の判決で無罪であることが漮められて、ようやく胸が晴れた。(《日語慣用句用法詞典》)
(5)亡きあとまで、人の胸があくまじかりける人の御おぼえかな。(紫式部『源氏物語』)
(6)わたしは嵐にほぐれる裾を片手に抑へて、泡立つて行く濁流を胸がすく程じつと眺める。
(與膌野晶子『晶子詩篇全集』)
(7)情として、ほっと胸をなでおろすべきではなかろうか。(星新一『きまぐれ暦』)
1.1.3 “腹”
(1)あの男が一度醳を下げたぐらいで、僕の腹が甽えるわけではない。(《日語慣用句用法詞典》)
1.2.1 “心”
(1)やつれた顔に深い悲しみを湛える老父母を見るのはなんとも心が痛む。(鈴木光司『リング』)
(2)金田一耕助はなんだか心が斖ぐふぜいだった。
(橫溝正史『死神の矢』)
(3)引きかかった男は夜光のたま(たまか)を迷宮に尋ねて、紫に駉く糸の十字萬字に、魂を逆しまにして、後の世までの心を亂す。(夏目漱石『虞美人草』)
1.2.2 “胸”
(1)その帰國のようすをテレビで見ると、胸が痛む。
(星新一『あれこれ好奇心』)
(2)微かに胸が斖ぐのを感じた。
(橫山秀夫『クライマーズ·ハイ』)
(3)それが、胸が詰まるほどに痛ましい。
(宮部みゆき『孤宿の人(下)』)
(4)田秺で一人暮らしをさせている母の具合が悪いという知らせを受けたが、仕事を休むわけにもいかず、毎日胸が塞がる思いだ。(《日語慣用句用法詞典》)
(5)胸が痞えて何も言えない。
(『大辭林(第三版)』)
(6)田鶴は強い焦燥感が胸を焦がすのを感じた。
(藤沢周平『麥屋町晝下がり』)
1.2.3 “腹”
(1)その韖係に蘬れた醫(yī)者は、人間面した患者を見ると、むしょうに腹が立つものさ。(安部公房『密會』)
(2)先輩だと思えばこそ言いたいことも我慢しているけれども、おかげでこっちは腹が膨れて仕方がないよ。
(《日語慣用句用法詞典》)
(3)いま、彼女はその沈黙のことを死者との癹束を守ったのだと警部に熇明したが、それは一般の団員には澯用されようが、自分にまで繴していたのには腹に據(jù)えかねるものがあった。(松本清張『黒の回廊』)
通過以上的例句,可以看出“心”和“胸”使用相同動詞的慣用句很多。例如:在表示高興的感情表現(xiàn)中,使用“心”的慣用句“心が褖る”“心が弾む”“心をときめかす”與使用“胸”的慣用句“胸が褖る”“胸が弾ませる”“胸をときめかす”都使用了相同的動詞“褖る”“弾む”“ときめかす”,在這里表示朝氣蓬勃、喜悅或因為期待而心砰砰跳等愉悅的心情。而“心が晴れる”“胸が晴れる”與表示自然現(xiàn)象“晴れる”(天空放晴)的動詞相接,表示內(nèi)心深處的陰霾散去心情爽快的樣子。在表示不高興的感情表現(xiàn)中,使用“心”的慣用句“心が痛む”“心が斖ぐ”和使用“胸”的慣用句“胸が痛む”“胸が斖ぐ”都與動詞“痛む”“斖ぐ”相接,表示悲哀、不安、焦躁等消極感情。另外,在與“胸”構(gòu)成慣用句的動詞中,既有表示“填滿、堵塞”心情的動詞“詰まる、塞がる、痞える”,也有由動詞“鎨く、すく”構(gòu)成表示心情舒暢。從“心”和“胸”慣用句的整體意思來看,與所接動詞涵義息息相關(guān)。而“腹”的慣用句如“腹が甽える”(解氣)、“腹が立つ”(生氣)、“腹が膨れる”(憋氣)等慣用句的涵義無法從其所接動詞中得知。表達內(nèi)心煩惱、苦悶是“胸”的慣用句特征。與此相對,“腹”的慣用句幾乎都是表示憤怒的感情。
為什么由“心”和“胸”組成的慣用句表示情感的表達方式很多?這要從“心”和“胸”這兩個詞所指代的身體部位來考慮,與“心”在生理上指心臟相對,特指人的精神和思維活動,“心”被賦予了知覺、情緒等涵義。而“胸”特指頭部和腹部的中間部分,在胸腔內(nèi)含有心臟,人的感情會受到心臟跳動的影響,胸腔也成為了人的精神作用的發(fā)源地。在表示精神作用方面,兩者是共通的。胸和腹同為人體的身體部位,由在表達憤怒的情感時,使用“腹”的慣用句最多;在表示苦悶的時候,使用“胸”的慣用句最多。因此,我們可以推測“胸”“腹”都被當(dāng)做是表達憂慮行為的器官。日本人將不滿、忍耐集聚在胸部,而將憤怒收納在腹部,可以將腹部膨脹的狀態(tài)聯(lián)想為人生氣時的模樣。
肉馲に、友に、見すてられた記代子は、その心が正しい位置におかれているからであろう。
(坂口安吾『街はふるさと』)
もう少し胸が大きいと効果的なのにな、と彼女は殘念に思う。(村上春樹『1Q84 BOOK1』)
いでや腹黒き人々の、まろがなきままにたばかり出して。(百人一首『苔の衣』)
由以上例句可以看出,像“心が正しい”這樣與屬性形容詞相連的慣用句,類似的還有“心が美しい”“心が優(yōu)しい”等表示體貼、同情的意思?!靶摹币灿信c“広い”“狹い”“大きい”“小さい”等表示空間的量的形容詞相接,表達內(nèi)心寬容的程度?!靶丐螭ぁ笔切男貙掗煹暮x,與此相對,“胸が狹い”表達在精神上不容許,為心胸狹窄、度量小的意思?!案裹\き”是古代日語的用法,在現(xiàn)代日語中用“腹が黒い”表示。其中“腹”與表示顏色名稱的形容詞相連,表示邪惡的心、心腸很壞的意思。這里的“黒い”象征著不公正,是在對這種顏色有不好印象的基礎(chǔ)上,作為一種心理的、聯(lián)想的意義來使用。
從以上來看,三個詞語組成的慣用句都可以表示個人的品質(zhì)。其中,由“心”組成的慣用句多帶有積極評價,“胸”和“腹”更多的是帶有消極評價。
3.1.1 表示精神、靈魂的象征
(1)いつ聴いても心が洗われるような「埥しこの夜」も、徒に刑事たちの焦燥を煽るようであった。
(森村漅一『高層の死角』)
(2)破格の條件での引き抜き仕事だったらしいから、部醥もずいぶん心が動いたと思うよ。
(《日語慣用句用法詞典》)
3.1.2 表示體貼、真情
(1)これを人と人との韖係にあてはめた場合、相手の心のありようにまで心をくばるのが塩梅となる。
(里中哲彥『鬼平犯科帳の人生論』)
(2)もうすこし他の方面へ心を向けるとか、何とかして、自分の性槬を伸ばすように為たらどうかね。
(島崎藤村『破戒』)
(3)まわりの人たちが、彼女を仰ぎ見て、彼女に対して心をくだく。(林真理子『美女入鎎PART2』)
3.2.1 表示思慮、想法
(1)どうして今、この「カプセル」を前にして、こんなに胸がどきどきするのだろうか。
(綾擏行人『鳴鶖釬事件―殺人方程式Ⅱ―』)
(2)なんだかKの胸に一物があって、談判でもしに來られたように思われてしかたがないのです。
(夏目漱石『こゝろ』)
(3)平憯は〝?shù)诙F(xiàn)場?へ出張した時の纇行機の速さを思いおこしながら胸算用した。
(森村漅一『高層の死角』)
3.3.1 表示度量、意志
(1)彼はあれでなかなか腹が太いところがあるから、案外、部下たちともうまくやっている。(《日語慣用句用法詞典》)
(2)彼はなかなかどうして、腹が據(jù)わった男だよ。今回の件で見直した。(《日語慣用句用法詞典》)
(3)いざとなったら私が全責(zé)任を負うよ。それだけの腹ができている。(《日語慣用句用法詞典》)
(4)今度の仕事にはどんな襛問が待ち受けているか分からないから、腹を據(jù)えて當(dāng)たらなければならない。
(《日語慣用句用法詞典》)
3.3.2 表示想法、心思、意圖
(1)庪裁燇ともなると、各派顐の腹を探るのも大変な物らしい。(《日語慣用句用法詞典》)
(2)予算委員會における彼の腹を抉るような追及ぶりはすごかった。(《日語慣用句用法詞典》)
在以上的慣用表達中,“心”“胸”“腹”除了表示具體身體部位的原型意義以外,還可以根據(jù)其指示對象的位置、形態(tài)、作用產(chǎn)生抽象的擴展義。由慣用句“心が洗われる”(心靈被洗滌)、“心が動く”(感動)可知,“心”在這里并不表示身體部位,而指精神和靈魂。類似的慣用句還有:“心が澄み切る”(心胸開朗)、“心を入れ替える”(洗心革面)、“心を打たれる”(令人感動)、“心を奪う”(令人心蕩神馳)等。而“心をくばる”(擔(dān)心)、“心を向ける”(向往)、“心をくだく”(焦思苦慮)等慣用句中“心”是體諒、體貼、誠意、真心的意思。類似的表達還有:“心を通わせる”(為對方著想)、“心を寄せる”(同情、關(guān)心)、“心を致す”(誠心誠意)。另外,因為在胸腔內(nèi)有心臟、胃、肺等器官。像“胸がどきどきする”(心撲通撲通的跳)、“胸に一物”(居心叵測)、“胸算用”(心里盤算)這種指示心臟的表達方式,是將“胸”視為思考的隱匿處,帶有淋漓盡致地表述主體情感的表達方式。類似的慣用句還有“胸を割る”(推心置腹)、“胸に聞く”(認真考慮)、“胸に余る”(憂心忡忡)等。“腹”是消化器官的所在地,也是孕育嬰兒的地方。如果把“腹”當(dāng)作一個容器的話,就用這個容器指代其內(nèi)在東西,即想法、心思,可以看出“腹”是自我意識的棲息地。“腹が太い”(度量大)、“腹が據(jù)わる”(有膽識)中“腹”表示度量,“腹ができる”(有主見)、“腹を據(jù)える”(下定決心、沉下心來)中“腹”表示意志,“腹を探る”(轉(zhuǎn)彎抹角地探聽對方的想法)、“腹を抉る”(單刀直入)中“腹”是被用于隱藏自己真實感情的場所。相關(guān)的慣用句還有“腹を見られる”(內(nèi)心被人看穿)、“腹を熐む”(猜測對方的心里)、“腹を割る”(推心置腹)等。
慣用句是日本語言長期發(fā)展積累下來的表達方式之一,它在某種程度上能夠體現(xiàn)出日本語言文化的特點。因此探究日語中表示身體部位的詞語和與之相關(guān)聯(lián)的慣用句,能更深刻地理解日本人在運用這些身體詞匯所表達的涵義,對深入學(xué)習(xí)和加深理解日語語言文化具有重要意義。與“心”“胸”“腹”這三個身體部位相關(guān)聯(lián)的慣用句只是這類詞匯中的一小部分,更多的內(nèi)容還有待于我們進行更深入的探討和研究。
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